みなさん、Zine（ジン）についてご存知ですか？パンフレットや小さな冊子、あるいは一枚の紙として存在し、旅行のコラージュ写真やCDに対する感想、政治的集会を記録したマンガなど、さまざまな形式と内容のZineがあります。これらは商業的な雑誌とは異なり、個人や団体が自由に制作することができるため、インデペンデントブックストアやギャラリーで流通したり、個人間で交換されたりしています。そのため、主流の文化とは異なるオルタナティブな表現を可能にする媒体となっています。
今回のKOSSのイベントでは、フェミニズムや反資本主義などの視点から貧困や社会的排除の問題に向き合い、アートや社会活動を行っているいちむらみさこさんをお招きして、Zineのワークショップを開催します。このワークショップでは、日常生活における「居場所」に関する個人の葛藤や思い、また特定の命の生きる場所が奪われる社会・政治的な状況に対する考えなどを他の人々と共有する機会を提供します。
皆さんと一緒にKOSSで、Zineを通じて「居場所」について話し合い、自分自身の表現やコミュニケーションの形を探りましょう。
■ 日時
2023年8月4日（金）13:00-17:00
■ 会場
KOSS（102号館1階）
■ ゲスト
いちむらみさこ
いちむらみさこさんは、都内の公園のブルーテント村という野宿コミュニティに住みながら、エノアールという物々交換カフェや、絵を描く会、路上キッチンなどを展開しました。ジェンダー、セクシュアリティ、労働と貧困、アンチジェントリフィケーション、反五輪などのテーマに関心を持ち、場づくりの活動に加えて、アート作品の制作やエッセイの執筆といった表現活動にも取り組んでいます。
いちむらみさこさん WEBサイト： https://noramisako.wordpress.com/
■ 対象
東京大学に在籍する学部生、留学生、研究生、大学院生、教職員
■ 言語
日本語
情報保障やその他のサポートが必要な方は申込フォームからご相談ください。
■ お申込
※学内イベントのため、東大ECCSアカウントへのログインが必要です。
※対面でのワークショップのため定員制・先着順です。定員に達し次第締め切ります。
※7/19追記：定員に達したため、申込を締め切りました。
■ 企画担当：文可依（表象文化論コース博士後期課程）
