top of page

【KOSS学内イベント】女同士の絆をひらく——20世紀イギリス社会を中心に




一般に、「同性愛の歴史」は〈抑圧から解放へ〉という形式で語られるのが通例である。しかしそのような語りの形式も女性同性愛に適用したとき、その有効性を喪失するだろう。というのも、歴史上多くの社会において男同士の親密な関係が問題化される一方で、女同士の親密な関係は社会的な関心事項にはならず、その結果、20世紀初頭まで不可視化され「抑圧」の対象ですらなかったからである。

野田恵子「〈性愛と友愛〉の境界線の政治学——イギリスにおける女同士の絆の(不)可視化」


本イベントでは、19世紀から20世紀にかけてのイギリス社会に着目し、「女性同性愛」を取り巻く知の変遷を見てゆく。ジェンダー・セクシュアリティの視座からイギリス社会を読む野田恵子先生をお招きし、女同士の絆の姿、またそれらを可能にする諸条件について考える。それにより、「抑圧から解放へ」のナラティヴからは取りこぼされる、「女同士の絆」の歴史をすくい上げたい。


■ 日時

2024年2月22日(火)15:00-17:00 (14:45開場)


15:00-15:45 講演「『女』とは誰なのか?——イギリスにおける女性同性愛の(不)可能性」(野田恵子)

15:45-16:10 研究報告「『サフィズムの代理人』——ヴァージニア・ウルフが描いた女同士の絆」

       (松本夏織 KOSS院生マネージャー)

16:10-17:00 質疑応答+自由ディスカッション(※途中で休憩を挟みます)


■ 会場

KOSS(102号館1階)


■ ゲスト

野田恵子(明治大学他 兼任講師)


ジェンダー・セクシュアリティの視座から歴史社会学、イギリス文化論の研究を行う。論考に「女同士の絆の歴史——『ラドクリフ・ホール事件』(1928)前後のイギリスを中心に」(『思想』2008年)など。2024年に「第八章 セクシュアリティ——性愛は『私的なもの』?」(『歴史で学ぶジェンダー:イギリスの経験』勁草書房)、2025年には「同性婚と寛容な社会——イギリスの同性愛の歴史から学ぶ(仮)」(青弓社)を出版予定。


■ 対象

東京大学に在籍/勤務する学部生、留学生、研究生、大学院生、教職員(※学内限定イベントです)


■ 言語

日本語

(情報保障やその他のサポートが必要な方は事前にご相談ください。)


■ 企画担当

松本夏織(人文社会系研究科修士課程|KOSS院生マネージャー)




bottom of page